AMR操作アプリの数値入力について
はじめに
AMRを操作するタブレット・スマートフォン用のアプリを開発するにあたり、自律走行時のスピード、停止位置等を調整する入力方式について検討しました。 このようなアプリは数値の設定が多くなることを考慮し、 代表的な入力方式を使用したサンプル画面を作成しました。
(1)キーボードを使用して入力する方式
桁数、小数点、符号など気にすることなく入力できます。 但し、入力の有無、無効文字のチェック、最大値・最小値チェックが必要となります。 また、サンプル画面のようにキーボードの下に隠れている項目がある場合は閉じる必要があります。
(2)リストから設定値を選択する方式
サンプル画面のように設定値が限られている場合に有効です。 また、常にリストを表示しておく必要はなく、省スペースですみます。 但し、設定値を選択するためにはリストを表示するひと手間がかかります。
(3)表示されている候補値から選択する方式
サンプル画面のように設定値が限られている場合に有効です。 但し、候補値が画面の半分以上占めてしまうように多い場合は、別画面に表示するなどの見やすくする工夫が必要となります。
(4)ボタンを押して値を設定する方式
設定値の有効範囲が「0 ~ 100」、増減幅が「1」のように、一定の値で増減する場合に有効です。 但し、有効範囲が「0 ~ 100000」「-1000 ~ 1000」など広い場合は、設定値を決定するのに時間がかかってしまいます。
(5)バーをタッチ、つまみのスライドで値を設定する方式
設定値の有効範囲が「0 ~ 100」、増減幅が「1」のように、一定の値で増減する場合に有効です。大小、速い・遅い、近い・遠いなど、ぱっと見で大体の感じがつかめるのも利点だと思います。 但し、バーの幅が狭かったり、有効範囲が「0 ~ 100000」など広い場合は、微細な設定が難しくなります。
おわりに
サンプル画面で使用した以外の入力方式もあります。いずれもその長所・短所を理解し、ユーザーが使いやすく仕様変更にも早く対応できる、最適な入力方式の開発を進めてまいります。
参考
No | 内容 | URL |
1 | デベロッパー向けAndroid | |
2 | 【Android】+Buttonを長押して高速カウントアップ in Kotlin | |
3 | SeekBarをカスタマイズする | |
4 | [Android & Kotlin] プルダウンで項目選択できるSpinnerを設定 | |
5 | Kotlinでラジオボタンをマスター!7ステップで完璧な実装とカスタマイズ |
Comments