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広い空間でもSLAMで地図は作れるのか?地図の歪みが発生する理由と、誤差を抑える技術
「地図作成できる空間の広さに限界はありますか?」当社では、多くの企業からこのようなお問い合わせをいただきます。 実際に出展させていただいた展示会場という広い空間で地図を作成したところ、問題なく地図を作ることができました。もちろん、細かく見ると誤差の蓄積による微妙なずれや、累積誤差による地図の歪みは残っています。 しかし、ループ検出によって過去に通った場所との位置関係が補正され、全体としてはかなりきれいな地図になっています。 展示会場のマップ では、なぜこのような広い空間でも地図を作ることができるのでしょうか。今回は、SLAMで誤差が発生する理由と、それをどのような工夫で抑えているのかを一般論として紹介します。 なお、本記事はSLAM技術の一般的な考え方をまとめたものであり、当社AMRへの実装内容とは分けてお読みください。当社のパーティクルフィルタを用いる方式では、Scan Matcherが返したスコアを用いて各パーティクルを評価しています。 地図作成の前提 地図作成とは、LiDARなどで観測したランドマークをセンサー座標系から地図座標系へ変換して


RFA規格とは?エレベーター連携を標準化するロボットフレンドリー施設の考え方と、YOKOIDOのLCI認定取得
エレベーターを利用して複数フロアを自律移動するロボットは、ホテルや病院、オフィスだけでなく、工場や物流施設でも活用が広がっています。 しかし従来は、ロボットとエレベーターを連携させるためには、メーカーごとに異なる仕様への対応やPLC配線、現地での細かなすり合わせが必要であり、自動化導入の大きな障壁となっていました。 参考記事:従来のエレベーター連携工事とは? この課題を解決するために策定されたのが、RFA(ロボットフレンドリー施設推進機構)のエレベーター連携規格です。 今回は、このRFA規格の考え方と、YOKOIDOが取得したOcta Robotics「LCI認定」についてご紹介します。 RFA規格とは ― ロボットと建物設備をつなぐ共通ルール ロボット・エレベーター連携インターフェースは、経済産業省が推進する「ロボットフレンドリー(ロボフレ)」の取り組みから生まれた規格です。 ロボフレでは、食品分野や施設管理分野など、ロボットを導入しやすい社会インフラを整備するために複数のテクニカルコミッティ(TC)が設置されました。その中で施設管理TCは、


カゴ台車搬送時の揺れを抑えるには?AMR天板オプションによる搬送安定化をご紹介
要旨 カゴ台車をAMRで搬送する際、停止位置精度だけでなく「搬送中の安定性」も重要なポイントになります。 一見同じように見えるカゴ台車でも、底面構造はメーカーや種類によって異なり、AMRとの接触状態が変わることがあります。 今回は、カゴ台車搬送時の安定性を向上させるために開発した「天板オプション」と、その効果をご紹介します。 カゴ台車はメーカーによって底面構造が異なる 以前ご紹介した「カゴ台車搬送」の記事でも解説したように、カゴ台車の底面には強度を確保するための梁(フレーム)が設けられています。 しかし、この梁の位置や本数はメーカーや機種によって異なり、必ずしも同じ構造ではありません。 ▶ 関連記事:「カゴ台車をAMRでリフトアップ搬送する際の注意点」 そのため、同じAMRでも、載せるカゴ台車によって接触状態が変わることがあります。 天板サイズによってはぐらつきが発生することも 標準仕様のAMR天板では、多くのカゴ台車に対応できるサイズとなっています。 しかし、一部のカゴ台車では梁が2本だけで天板に接触する状態となり、 台車底面の反り 梁の高さの


カゴ台車搬送AMRの停止位置精度を向上させるには?現場で生まれた位置決めジグをご紹介
導入 カゴ台車の自動搬送では、「目的地まで運ぶこと」よりも、「毎回同じ位置に止まること」が難しいケースがあります。 一方で、ラックや専用パレットの搬送では、停止位置を比較的高い精度で再現できます。ラックは形状が一定で位置決めしやすく、AMRとの相性が良いためです。 まずは、ラック搬送の様子をご覧ください。 ※本記事でご紹介する停止位置精度は、AMRによる自律走行と、最終位置決めにAGVモード(磁気テープ走行)を組み合わせた運転例です。搬送経路全体をAMRで走行し、停止精度が重要となる区間のみAGVモードへ切り替える構成となっています。 このように、ラック搬送では繰り返し同じ位置へ停止させることが比較的容易です。 しかし、カゴ台車では事情が異なります。カゴ台車は自在輪を備えているため、走行中に車輪の向きやタイヤへ応力が蓄積され、停止後にわずかに姿勢や位置が変化することがあります。また、ラックのように位置決めの基準となる形状を作りにくいことも、停止位置精度を難しくする要因の一つです。 今回は、こうした課題に対してお客様現場で実際に採用した位置決め方


開発中のWebUIを公開|AMRによるカゴ台車搬送のセットアップ手順を紹介
AMR(自律走行搬送ロボット)の導入では、「セットアップが難しそう」というイメージを持たれることが少なくありません。 YOKOIDOでは、「家電のように導入できるAMR」をコンセプトに、専門知識がなくても直感的に操作できるWebUIの開発を進めています。 今回は、お客様にご協力いただき、開発中の新しいWebUIを使用したカゴ台車搬送AMRのセットアップの様子を撮影・公開いたします。(お客様より撮影・公開の許可をいただいております。) 本記事では、実際の現場で行ったセットアップ工程をご紹介します。 WebUIで行ったセットアップ内容 今回のセットアップでは、以下の作業をすべてWebUI上で実施しました。 地図作成(マッピング) 走行コース作成 テスト走行 地図編集 コース編集 各種パラメータ変更 マルチ運転設定 現場で実際にAMRを走行させながら調整を行い、お客様の運用に合わせて最適な状態へセットアップしています。 ※今回の撮影では、タスク作成画面など一部の操作画面は撮影できておりません。今後、詳細な操作方法についても順次ご紹介していく予定です。


工業団地の歴史から考える、これからの工場自動化― 組合と中央会に期待される役割とは ―
要旨 YOKOIDOへの問い合わせを分析すると、首都圏からの割合が高いことに気付きます。一方で、日本の製造業の多くは地方に立地しており、全国には数多くの工業団地が存在しています。 本稿では、工業団地という切り口から日本の製造業を俯瞰し、工業団地組合と中小企業団体中央会の歴史と役割の変遷を整理します。 また、経済産業省や大学、政府系機関の調査をもとに、地方の中小企業で自動化やロボット導入が進みにくい要因を考察します。 さらに、筆者自身の仮説として、経済構造と組織文化の関係から変化の難しさを考察し、今後の工業団地組合と中央会の役割について展望します。 YOKOIDO HPへの問い合わせ元(3-5月の3か月) はじめに YOKOIDOのホームページへの問い合わせを分析すると、首都圏からの割合が高いことに気付きます。もちろん、首都圏には製造業や物流業が集積しているため、それ自体は不思議なことではありません。 しかし、日本の製造業の多くは地方に存在しています。 その違和感から、国土交通省の国土数値情報を用いて全国の工業団地を可視化してみました。すると、日本


YOKOIDO、AMR導入コストを全面公開 ー 見積依頼ページ公開と2週間レンタル開始
株式会社GEクリエイティブ(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:畠山 丈洋)は、2026年6月17日(水)、AMRブランド「YOKOIDO」において、AMRの見積ページ公開&レンタルサービスを開始いたしました。本体価格・保守費・調査費・オプション費用まで公開することで、PoC(概念実証)や社内稟議にかかる情報収集の手間を削減し、導入検討を支援します。 YOKOIDO、AMR導入コストを全面公開。見積ページ公開と2週間レンタルサービスを開始 AMRの価格・保守費用を全面公開 近年、自律走行搬送ロボット(AMR)への関心が高まる一方で、導入担当者からは「本体価格や保守費用、オプション構成が分からず、見積依頼をしなければ検討を進められない」といった声が聞かれます。 YOKOIDOではこうした課題を解消するため、「購入お見積りページ」を公開しました。本ページでは、リフトアップ型AMR「YL-180」(2,980,000円)や、けん引型AMR「YT-500」(2,880,000円)をはじめ、本体価格、保守料金、調査費、各種オプション費用まで公開しています。.


【展示会レポート】AXIA EXPO 2026にてYOKOIDOのAMR「YL-180」を展示いただきました
AXIA EXPO 2026にてYL-180を展示 2026年に開催された「AXIA EXPO 2026」において、名東電産株式会社様のブースにて、YOKOIDOのAMR(自律走行搬送ロボット)「YL-180」を展示いただきました。 AXIA EXPOは、製造業・物流・カーボンニュートラル・DXなど幅広い分野の企業が集まる展示会であり、多くの製造業関係者が来場するイベントです。 今回の展示では、食品工場や物流倉庫などで活用が進む搬送自動化ソリューションとして、YL-180をご紹介いただきました。 展示会ブースの様子 YL-180とは YL-180は、カゴ台車や平台車などの搬送を自動化するAMR(自律走行搬送ロボット)です。 主な特徴は以下の通りです。 ライセンス費用不要 Webブラウザからルート設定可能 価格公開による導入検討のしやすさ 2週間レンタル対応 導入後もお客様自身でルート変更や運用調整が可能なため、システムインテグレータに依存しない運用を目指しています。 デモ走行について 今回の展示では、YL-180のAGVハイブリッドモデルによるデ


【掲載のお知らせ】物流・冷凍倉庫関連メディアにてYOKOIDOのAMRが紹介されました
このたび、霞ヶ関キャピタル株式会社様が運営する物流・冷凍保管関連メディアにて、YOKOIDOのAMR(自律走行搬送ロボット)をご紹介いただきました。 近年、物流業界や食品関連工場では、人手不足や搬送効率改善への対応として、AMR(Autonomous Mobile Robot)への注目が高まっています。特に、冷凍・冷蔵倉庫や先進物流施設においては、自動化設備との連携や省人化ニーズが加速しており、AMR導入の重要性が高まっています。 ぜひご覧ください。 ■ 掲載記事① 冷凍保管サービス コールドクロスネットワーク(COLD X NETWORK)のコラム記事「AMR(自律走行搬送ロボット)とは?AGVとの違いや導入メリットを解説」にて、弊社が紹介されました。 https://x-network.co.jp/column/what-is-amr/ ■ 掲載記事② 賃貸型冷凍冷蔵倉庫をはじめとする、環境に配慮した冷却設備や自動化設備を導入した先進的な物流施設を提供|LOGI FLAGにて、弊社が紹介されました。 https://logiflag.com/


工場でAMRが突然止まる? |「WiFiダマ停問題」とその対策
食品工場や物流現場でAMR(自律走行搬送ロボット)を導入する際、多くの方がまず気にするのは「ルート」や「安全性」です。 しかし、実際の現場運用で見落とされがちな大きな課題があります。それが、WiFi通信の不安定さによる“ダマ停”問題です。 なぜ食品工場では通信が不安定になりやすいのか。 食品工場での事例を紹介します。食品工場では図のように、エレベーター、そして冷蔵庫や冷凍庫のように多くのドアがあります。それぞれが鉄製のため、閉まっているときは無線電波を遮断してしまいます。このような環境では、部屋をまたぐたびにWiFi電波が弱くなりやすく、場合によっては通信が切断されます。特に厄介なのが、単純に「切れる」ケースだけではありません。 食品工場の内部 本当に危険なのは“ゴースト接続” 実際の現場では、WiFiが完全に切断されるよりも、「つながっているように見えるが、実際には通信できない」という状態が発生することがあります。いわゆる“ゴースト接続”です。スマートフォンであれば少し待てば復帰することもありますが、AMRは違います。AMRは各動作タイミング
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