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「家電」のようなAMR|使いやすいWebUI
はじめに もし搬送ロボットの導入が、新しい家電を買うのと同じくらい手軽になったらいかがでしょうか? 多くの企業にとって、AGV(無人搬送車)やAMR(自律走行搬送ロボット)による自動化には、複雑なシステムインテグレーションの課題がありました。業者との調整、工事、ライセンス等の運用コスト、また走行ルート変更のたびに業者に依頼しなければならず、運用総コストが導入をためらう理由になっています。 当社のAMRは、ライセンス等の運用コストは不要、エンジニアによる複雑な工事を必要としません。ユーザー自身がタブレット端末やパソコンを使用して、地図作成や走行ルートの設定(タスク化)を簡単に行うことができ、家電のように「ポン付け」ですぐに使い始めることが可能です。 今回はその「家電のような」使い方について改めて紹介したいと思います。 使い方 マップ作成 画面のコントローラーまたはリモコンでAMR本体を動かして、運用する環境の地図を簡単に作成することができます。 マップ作製 マップ編集 作成したマップは、編集ツールを使って簡単に編集することができます。 マップ編集


ネットワーク接続で“つなぐ・変える”を現場で完結、工事不要の運用へ
① 機器連携は技術以前に“構造問題”で難しくなる 工場や物流現場における機器連携は、単なる技術課題ではなく、企業構造そのものに起因して複雑化するケースが多いです。典型的なのは、施設の所有と利用が分離しているケースです。 例えば、実際に機器を導入する企業は賃貸物件に入居している一方で、建物の管理主体は別会社であることがあります。この場合、設備改修や電源・通信工事の許可や調整は建物側を経由する必要があります。 さらに、そこから施工業者にたどり着いたとしても、実作業は外注先へ再委託されているケースも多く、情報が段階的に分断されていきます。その結果、工事直前になっても接続先機器の仕様が整理されきらず、現場で図面と回路図を突き合わせながら調整するという事態が発生することもあります。 機器連携の難しさは、技術そのものよりも、こうした情報構造の複雑さに起因しています。 ② 「中継盤」が必要になる理由と現場の実態 機器連携では、ドアやエレベーターなど外部設備との接続が頻繁に発生します。しかしこれらは同じ「開閉」や「制御」という機能を持ちながらも、内部の制御方式や


AGVとAMRの導入比較|「本当に安いのはどちらか?」現場の実態から読み解く
① 「AMRは安いのか?」という前提の見直し 近年、AMR(自律走行搬送ロボット)は価格が下がり、導入しやすい存在として語られることが増えています。しかし実態としては、AGVと比較して圧倒的に安価であるとは言い切れません。 本体価格に限って見れば、AMRは依然として一定の投資を要します。一方で、構成によってはAGVの方が安価に見えるケースも存在します。そのため、導入判断において重要なのは初期費用ではなく、設計・構築・変更・運用までを含めたトータルコストで捉える視点です。 AGV・AMRの比較例 ② AGV導入は「システム構築プロジェクト」になる 当社はAGV導入の経験がありますので、当社視点での比較を参考に共有したいと思います。AGVの導入は単なる搬送機器の設置ではなく、現場全体のシステム構築に近いプロジェクトになります。 まず、顧客の運用を詳細に理解し、下記のような要件整理を行う必要があります。これは通信インターフェースの統合設計を含むコンサルティング工程です。 搬送のタイミング 既存システムとの連携 制御信号や通信仕様 その後の構築フェーズで


オープンソース化が生み出す破壊的イノベーション|「機械語の時代」から「アプリで動く世界」へ
① 産業革命以後に続く「機械語」の時代 産業革命以降、技術進化は一貫して「機械をどう制御するか」というテーマのもと発展してきました。初期の機械は人が直接操作するものでしたが、やがて電気・電子技術の進化により、命令によって動作する仕組みが確立されていきます。 コンピュータの登場以降は、機械語やアセンブリ言語による制御が主流となり、機械を扱うには専門的な知識が不可欠でした。この時代は、「機械を動かせる人=限られた専門家」という構造が前提でした。 ② ソフトウェアとモーターの統合による構造転換 その後の大きな転換点は、ソフトウェアと物理デバイス(モーター・センサー)の統合です。ロボットや産業機器は、単なるハードウェアではなく、ソフトウェアによって振る舞いが定義される存在へと進化しました。ROSのようなフレームワークにより、ハードに依存しない制御ロジックの再利用も可能になっています。 つまり現在は、「機械を設計する」から「ソフトウェアで機械を定義する」時代へと移行しています。 ③ マニュアルレス化とアプリ駆動の世界 さらに現代では、「マニュアルが不要なプ


搬送とは何か?4つの運び方で現場の基本を理解する
現場を理解するために、まず押さえておきたい基本 物流や工場の現場で「搬送」という言葉は日常的に使われていますが、その中身を体系的に整理して説明されることはあまり多くありません。しかし実際には、この搬送の考え方を理解しているかどうかで、現場の見え方は大きく変わります。 近年、この搬送領域では自動化が進み、さまざまなロボットが活用されるようになってきました。ただし重要なのは、ロボットは単に「モノを運ぶ機械」ではないという点です。入荷から出荷までの一連の流れの中で、モノがどのように動き、どのようにつながっていくのか。その“流れそのもの”を支援・最適化するのが、ロボットの役割です。 つまりロボットによる支援は、「作業の代替」ではなく、搬送という流れの再設計と捉える必要があります。そしてこのロボットによる搬送支援は、大きく分けると4つのタイプに整理することができます。 ①棚搬送――商品棚自体が人に寄ってくる仕組み 一つ目は「棚搬送」です。これは棚や商品そのものを動かし、作業者の元まで持ってくる方式です。いわゆる“モノが人に寄ってくる”考え方で、近年のEC倉


人はもう増えない|減り続ける前提で企業はどう回すか
① 生産年齢人口の減少はすでに進行している 日本の人材不足は将来の懸念ではなく、すでに進行している構造変化です。国立社会保障・人口問題研究所の推計でも、生産年齢人口は1990年代後半をピークに一貫して減少しており、今後も長期的に減少が続く見通しです。 重要なのは「いつか足りなくなる」という話ではなく、「すでに足りなくなりつつある」という事実です。企業の採用難は景気要因ではなく、人口構造そのものに起因する恒常的な現象になっています。 出展:第25回 産業構造審議会総会 参考資料1 ② 労働供給は“人口×労働時間”で二重に減少 労働力の減少は人口だけの問題ではありません。1人あたりの労働時間そのものも縮小しています。これらが重なり、「総労働供給量」は人口減以上のスピードで縮小しています。 出展:独立行政法人労働政策研究・研修機構 図1-2 労働時間数 年間 総労働時間は減少の一途 ③ アルバイト労働時間は10%以上の供給減へ アルバイト就業者数が搬送ロボットの導入対象となる分野と類似性があると考え、その就業人数予測を当方にて簡易的に試算してみました。


YOKOIDO R&Dセンタ開設のお知らせ
当社は、AMR(自律走行搬送ロボット)事業の拡大および技術開発力のさらなる強化を目的として、「〒 463-0086 愛知県名古屋市守山区永森町246 B号室」に新たにR&Dセンタを開設いたしました。 本R&Dセンタでは、設計・開発から検証・導入・保守までを国内一貫体制で行う当社の強みを活かし、実環境を想定した走行検証やデモンストレーション、お客様との技術ディスカッションを行える拠点として整備しました。 今後は本センタを中核拠点として、技術革新を加速させるとともに、お客様の現場課題に即した価値提供を一層強化してまいります。 YOKOIDO R&Dセンター 駐車場がございますので、お車でもご来場いただけます。 YOKOIDO R&Dセンター 駐車場 R&Dセンタ(名古屋)拠点紹介・アクセス <所在地> 〒463-0086 愛知県名古屋市守山区永森町246 B号室 [公共交通機関でお越しの場合] ・JR名古屋駅 からJR中央本線(普通・区間快速 ※区快のみ。快速は止まりません。※乗車時間約15分)で 「新守山駅」より徒歩約13分(約0.9km) ・名鉄


家電化(脱システム)が総コスト低減の鍵
このたび、東海エリアを中心に産業機械・FA機器・電機製品を幅広く取り扱う技術商社、中西電機工業株式会社様とご縁をいただき、自立走行搬送ロボット(AMR)に関する勉強会を開催しました。当日は現地とWeb合わせて約30名の方々にご参加いただきました。 AMR勉強会の様子 勉強会実施の背景 多くの企業にとって、依然としてAGV(無人搬送車)やAMR(自立走行搬送ロボット)による自動化には高いハードルが存在します。 今回の勉強会は、自社でシステムインテグレーションを手がけ現場を熟知されている中西電機工業様の力をお借りしながら、当社のAMRがその課題にどのような視点で解決策となり得るのか、共同で作成していきました。 AMR勉強会の内容 はじめに、マクロ環境の変化について触れてさせていただきました。機器連携を前提とする自動化テクノロジーの領域では、PLC 中心の制御からソフトウェア制御へ、さらにコンシューマー(2C)領域ではノーコード化によりユーザー自身が設定を行える環境が整いつつあります。当社も、こうしたマクロトレンドに沿った開発を推し進めてきました。 制


AMRのセットアップと運用方法のご紹介
当社のAMRエントリーモデル 「YL-180」 のセットアップ事例をご紹介いたします。 実際の導入の流れを記事にまとめましたので、皆さまの現場での運用イメージを膨らませていただければ幸いです。 1. 事前準備と現場確認 導入にあたっては、まず 走行ルートや運用方法のすり合わせ を行います。ただし、実際の現場でなければ見えてこないポイントも多いため、スペースの確認や導線を考慮しながら、停止位置や向きなどの最終確認を現場で行います。 AMRセットアップにおける現地確認の様子 2. セットアップ作業 確認が終わると、AMRのセットアップに入ります。今回は3か所で作業者がタブレットを使用し、AMRを操作します。 AMRとタブレットを同一ネットワークに接続 IPアドレスを設定 設定が完了すると、同一ネットワーク内にいるPCやタブレットからAMRのWebUIにアクセスできるようになります。IPアドレスはネットワーク内での“住所”のようなもので、接続することでブラウザ上から操作できる環境が整います。 IPアドレス設定後のタブレット 3. 地図作成とコース設定.


長野三菱電機機器販売様とAMR勉強会を開催しました
このたび、長野県を中心に産業機械・FA機器・電機製品を幅広く取り扱う技術商社、長野三菱電機機器販売株式会社様とご縁をいただき、自立走行搬送ロボット(AMR)に関する勉強会を開催しました。5拠点をオンラインでつなぎ、現地とWeb合わせて約30名の方々にご参加いただきました。 AMR勉強会の様子 勉強会の内容 勉強会の冒頭では、マクロ環境分析や業界全体の現況、当社の特徴、自社開発に至った背景、セグメントとターゲティングの考え方などを整理して共有しました。参加者から多く質問をいただいたのは、AMRの走行技術の核となるセンサー方式の違いです。当社のAMRは用途に応じて以下の2種類を使い分けています。 2D LiDAR方式 レーザースキャナで水平面の環境を検知し、地図作成と自己位置推定を行います。計算コストが低く、省電力で安定した走行が可能です。ただし、2次元情報のみで環境を認識するため、棚や機械が移動するなど地図が変化しやすい環境では精度が低下することがあります。 Visual SLAM方式 カメラ画像から特徴点を抽出し、点群データを活用して3Dマップを
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