長野三菱電機機器販売様とAMR勉強会を開催しました
- Echigo Takumi
- 6 日前
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更新日:5 日前
このたび、長野県を中心に産業機械・FA機器・電機製品を幅広く取り扱う技術商社、長野三菱電機機器販売株式会社様とご縁をいただき、自立走行搬送ロボット(AMR)に関する勉強会を開催しました。5拠点をオンラインでつなぎ、現地とWeb合わせて約30名の方々にご参加いただきました。

勉強会の内容
勉強会の冒頭では、マクロ環境分析や業界全体の現況、当社の特徴、自社開発に至った背景、セグメントとターゲティングの考え方などを整理して共有しました。参加者から多く質問をいただいたのは、AMRの走行技術の核となるセンサー方式の違いです。当社のAMRは用途に応じて以下の2種類を使い分けています。
2D LiDAR方式
レーザースキャナで水平面の環境を検知し、地図作成と自己位置推定を行います。計算コストが低く、省電力で安定した走行が可能です。ただし、2次元情報のみで環境を認識するため、棚や機械が移動するなど地図が変化しやすい環境では精度が低下することがあります。
Visual SLAM方式
カメラ画像から特徴点を抽出し、点群データを活用して3Dマップを生成しながら自己位置を推定します。2D方式に比べ特徴点が多く、迷子になりにくく高精度です。ただし計算負荷が高く、高性能CPU/GPUが必要となります。
ワークショップとディスカッション
後半はワークショップ形式で進行し、モックサンプルや動画を用いてAMRの実際の用途事例を確認しながら、営業活動で狙うべきターゲットについて議論しました。

特に盛り上がったのは、健在需要だけでなく、潜在需要をどう発見するか、というテーマです。当社の導入事例を交えつつ議論を深めることができました。
勉強会終了後も、AMR導入時のペルソナ像や機器連携の手法など、幅広い質問をいただき、大変有意義な時間となりました。

今後の取り組み
当社は今後もAMRを通じて現場改善と価値創出に取り組みます。単なる技術紹介にとどまらず、案件を想起・開拓できる実践的な勉強会を継続し、皆様やお客様のお力添えになれることを目指しています。
長野三菱電機機器販売株式会社
長野県を中心に産業機械・FA機器・電機製品を幅広く取り扱う技術商社で、地域産業の発展を支える企業です。