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AMRの保守費用はいくら?遠隔サポート・定期点検・全国対応を解説

6 時間前
読了時間: 10分

AMR(自律走行搬送ロボット)の導入を検討する際、「故障したら誰が対応するのか」「保守には年間いくらかかるのか」「遠方の工場でも来てもらえるのか」といったご質問をいただきます。


導入後も安心して使い続けるためには、保守の料金とともに、トラブルが発生した際の対応方法を確認しておくことが大切です。特に、現地へ訪問する前に原因を調べられる環境があるかどうかは、出張費用や復旧までの時間に関わります。


YOKOIDOでは、全国の現場を対象に、必要に応じたスポット対応と、遠隔接続の可否に合わせた月額保守サービスを用意しています。本記事では、それぞれの費用と対応内容、遠隔サポートに必要なネットワーク環境についてご紹介します。


AMRの保守では、どのような対応を行う?


AMRの保守には、不具合の原因調査、ソフトウェアの確認・更新、現地での点検や修理などがあります。


AMRが動かなくなった場合でも、原因は一つとは限りません。本体の機械的な不具合のほか、接続機器の認識不良、通信環境、設定、連携設備の状態など、複数の可能性を確認する必要があります。

そのため、まず状況やエラー履歴を確認し、遠隔で対応できる内容と、現地での作業が必要な内容を切り分けます。現地対応が必要な場合は、調査結果をもとに部品や作業を準備して訪問します。


また、不具合が発生していなくても、定期的に状態を確認することで、日々の運用では気づきにくい変化を点検できます。


AMRの保守費用と、選べる3つの対応方法


YOKOIDOでは、お客様の運用方法やネットワーク環境に合わせて、次の対応方法をご案内しています。


項目

スポット対応

ネットワーク接続サービス

メンテナンスサービス

基本料金

1名・1回10万円+交通費・宿泊費

月額1万5,000円

月額2万円

年間料金

利用回数に応じて発生

18万円

24万円

主な内容

必要時の現地対応

遠隔による故障診断・ソフトウェア更新と現地対応

外部接続を利用できないお客様向けの現地対応

料金に含む現地対応

都度依頼

エンジニア1名・年1回

エンジニア1名・年2回まで

上記派遣の交通費・宿泊費

別途

料金に含む

料金に含む

規定回数を超える派遣

同上

1名・1回10万円+交通費・宿泊費

1名・1回10万円+交通費・宿泊費

契約更新

都度

1年更新

1年更新


ネットワーク接続サービスのネットワーク工事費・通信費は別途となります。交換部品や個別作業の費用、適用条件は、お見積り・契約時にご確認ください。

月額サービスの加入は必須ではありません。必要時に現地対応をご依頼いただく方法も選べます。



遠隔接続を利用できる場合:ネットワーク接続サービス


月額1万5,000円で、遠隔操作による故障診断やソフトウェアの更新を行うサービスです。エンジニア1名による年1回の現地対応を、交通費・宿泊費込みで料金に含みます。

遠隔で状況を確認できるため、調査だけの訪問を減らしたり、必要な交換部品を準備して訪問したりすることが可能になります。



外部接続を利用できない場合:メンテナンスサービス


社内方針やネットワーク環境により外部接続を利用できないお客様には、月額2万円のメンテナンスサービスを用意しています。

エンジニア1名による年2回までの現地対応を、交通費・宿泊費込みで料金に含みます。現地対応を中心に、保守費用を年間で計画したい場合の選択肢です。



なぜ、現地へ行く前の原因調査が重要なのか?


技術者が訪問する際には、現地作業に加えて、移動や日程調整が必要になります。訪問後に原因が分かり、そこから部品を手配する場合は、その日のうちに復旧できないこともあります。


原因調査を訪問前に進められれば、現地対応を復旧のための作業に使いやすくなります。

YOKOIDOが経験した、二つの事例をご紹介します。


事例1:現地調査で通信部品の不具合が判明し、交換部品を手配


ある現場では、朝からAMRが動かなくなり、当日の14時に技術者が現地へ到着しました。

調査を進めた結果、15時ごろにRS232Cの変換コネクタがデバイスとして認識されていないことを確認しました。その後、16時に交換品を発送し、修理が完了したのは翌々日の16時でした。


このようなケースでは、現地に到着するまで原因調査が進まず、部品手配の開始も遅くなります。


遠隔接続で機器の認識状態を確認できる環境があれば、訪問前から原因を絞り込み、交換品の手配を進められた可能性があります。現場で可能な交換作業であれば、調査のための出張自体を減らせる場合もあります。


事例2:「自己位置の問題」と思われていたが、履歴には機械的なエラー


別の現場では、AMRが動かない原因を、自己位置が分からなくなる「迷子」の状態と捉え、現場で繰り返し復旧を試みていました。


後日、当社が訪問して履歴を確認したところ、記録されていたのは機械的なトラブルに関するエラーでした。訪問時点からさかのぼると、約2か月前にも復旧を試みた履歴が残っていました。


導入を決裁する方、セットアップを担当する方、日々運用する方が異なる現場では、マニュアルがあっても、エラーの見方や相談先が十分に引き継がれない場合があります。

遠隔接続があれば、相談を受けた段階でメーカーが履歴を直接確認でき、現場の方の説明だけでは判断しにくい不具合も、原因の切り分けを進めやすくなります。


※上記は実際の対応事例です。遠隔接続による時間短縮や出張削減は、各事例を踏まえた想定であり、効果を保証するものではありません。


遠隔サポートでは、具体的に何ができる?


遠隔サポートは、お客様と合意した通信経路を通じて、対象機器の画面や動作状態を確認する仕組みです。

対応する機器やシステム構成に応じて、次のような確認を行います。


確認方法

確認する内容の例

リモートデスクトップ

対象PCの画面、エラー表示、設定、接続機器の認識状態

ログ・エラー履歴の確認

エラーの発生時刻、内容、発生前後の動作

操作盤のPLCへのリモートアクセス

入出力信号や、AMRと連携設備の状態


遠隔サポートの接続例。AMRの動作状態をリモートデスクトップで確認(左)し、操作盤の画面もPCから確認できます(右)。
遠隔サポートの接続例。AMRの動作状態をリモートデスクトップで確認(左)し、操作盤の画面もPCから確認できます(右)。

例えば、操作盤にPLCを使用する構成では、対応条件が整っていれば、遠隔で信号の状態を確認できます。AMR側の問題なのか、連携設備からの信号を待っているのか、といった判断の助けになります。


接続できる機器や確認範囲は、設備構成とお客様の許可内容によって異なります。設定変更や動作確認が必要な場合も、現場と調整したうえで進めます。


部品交換や機械的な調整など、現地での作業が必要な不具合もあります。遠隔サポートは、そうした現地作業の前に状況を把握し、対応の準備を進める役割も担います。


故障がなかった年は、定期点検に活用できます


ネットワーク接続サービスに含まれる年1回の現地対応は、不具合が発生しなかった場合、定期メンテナンスに活用していただけます。

自動車を定期的に点検するように、AMRも運用状況に応じて状態を確認する機会を設けることが大切です。


日々の使い方や気になる症状を伺い、対象機種と契約内容に応じた点検を行います。運用を続ける中で生まれた疑問や、担当者の変更に伴う確認事項も、あわせてご相談ください。


遠隔で相談できる環境と、定期的に現物を確認する機会を組み合わせることが、継続的な運用を支えます。


遠隔サポートに必要なネットワーク環境は?


遠隔サポートには、対象機器から外部へ通信できる環境が必要です。ここでは、工場内の通信と、外部への接続を分けて考えます。


ネットワーク

役割

工場内のWiFi・LAN

AMR、操作用機器、連携設備などをつなぐ

外部への通信経路

メーカーが遠隔で対象機器の状態を確認する


遠隔保守のネットワーク構成例。外部の保守拠点から、お客様の工場内ネットワークにある対象機器へ接続し、AMRや関連システムの状態を確認します。
遠隔保守のネットワーク構成例。外部の保守拠点から、お客様の工場内ネットワークにある対象機器へ接続し、AMRや関連システムの状態を確認します。

工場内にWiFiがあっても、社内ネットワークだけで完結している場合は、そのまま外部から保守接続できるとは限りません。また、外部回線があっても、AMRと対象機器の間の通信が不安定であれば、遠隔での確認に支障が出ることがあります。


まず既存環境と社内の接続方針を確認し、必要に応じて回線、ネットワーク機器、設定、工事を整えます。工事費・通信費は、保守サービスの月額料金とは別途です。


WiFiの整備やセットアップも相談できます


「工場にWiFiがない」「つながるが不安定」「どこにアクセスポイントを設置すればよいか分からない」といった場合は、ネットワーク環境の整備からご相談いただけます。


GEクリエイティブでは、「まるごとWiFi」などのネットワーク構築・セットアップ支援を通じて、現状確認から機器選定、設置工事、運用開始までを支援します。

AMRが移動する範囲や、扉・設備の配置を踏まえて環境を確認し、必要な構成をご案内します。



工場のネットワークを外部につなぐと、セキュリティは大丈夫?


遠隔サポートを検討する際には、「社内のネットワークに外部から接続させてよいのか」というご相談もあります。


導入時には、接続対象と管理方法を明確にし、お客様の情報システム部門や設備管理部門と確認しながら進めることが大切です。

具体的には、次の事項を確認します。


  • どの機器への接続を認めるか

  • 誰が、いつ接続できるようにするか

  • 認証とアクセス権限をどう管理するか

  • 接続や作業の記録をどう残すか


リモートデスクトップやPLCへのアクセスも、対象機器を無制限に外部へ公開することを意味するものではありません。保守に必要な接続範囲と、運用上の管理方法を決めたうえで環境を整えます。


セキュリティ体制の整備も支援します


社内だけでは判断が難しい場合には、GEクリエイティブの「まるごとサイバーセキュリティ」もご相談いただけます。

現状診断やリスクの整理、対策の計画から、ツール導入、運用、社員教育、インシデント対応まで、セキュリティ体制の整備を支援するサービスです。


遠隔保守の導入をきっかけに、工場や社内のネットワーク管理を見直したい場合にもご活用いただけます。ネットワーク構築・セキュリティ支援の内容と費用は、AMRの保守サービスとは別途ご案内します。


全国の現場に対応する保守体制


YOKOIDOは、全国の現場を対象に保守対応を行っています。

設置場所や作業内容に応じて、当社または協力会社による現地対応を調整します。対応日程や作業範囲は、地域、不具合の内容、部品の手配状況などを確認したうえでご案内します。


遠方の現場でも、遠隔で事前に状況を把握できれば、必要な技術者や部品の準備を進めやすくなります。

全国への現地対応と遠隔サポートを組み合わせ、復旧に必要な作業を着実に進められる体制を整えていきます。


自社に合うAMR保守プランをご相談ください


AMRの保守方法は、設置場所、稼働状況、社内で対応できる範囲、外部ネットワーク接続の可否によって変わります。


遠隔接続を利用できる場合は、故障診断と年1回の現地対応を組み合わせたネットワーク接続サービス。外部接続を利用できない場合は、年2回までの現地対応を含むメンテナンスサービス。必要時にスポット対応を依頼する方法もあります。


ご相談の際は、導入予定地、AMRの機種・台数、外部接続の可否をお知らせください。ネットワーク環境が分からない場合も、現状確認からご相談いただけます。


保守内容と費用に加えて、故障時にどう調べ、どう復旧するかまで。YOKOIDOがお客様の運用に合った方法をご案内します。



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製品・価格・レンタル・見積

AMRブランド「YOKOIDO」の対応機種、価格、レンタル、オプション、導入方法については、製品紹介・見積ページをご覧ください。



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