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AMRとAGVはどちらを選ぶべきか|現場で考える最適解
AMRとAGVは「選ぶ」ではなく「組み合わせる」時代へ AMR(自律走行搬送ロボット)とAGVは、これまで「どちらを選ぶか」という視点で語られることが多い技術です。しかし実際の現場では、この2つは対立するものではなく、それぞれの特性を組み合わせることで、より高い効果を発揮します。 特に近年では、AMRの柔軟な走行とAGVの高精度停止を両立する「ハイブリッド走行」が、現場にフィットする選択肢として注目されています。 AMRとAGVの違いは「停止位置精度」と「柔軟性」 AMRは環境に応じてルートを変えられる一方で、停止位置にはばらつきが出ることがあります。一方でAGVは、ガイドに沿って動くことで安定した停止位置を再現できます。 *AMRとAGVの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています https://www.yokoido.com/post/transport-vehicle-sensors AGVはなぜ現場で「位置合わせしやすい」のか AGVが現場で使いやすい理由は、単なる精度の高さではありません。実際の導入現場では、以下の2点が非常


ライントレーサー・AGV・LiDARを徹底比較|搬送ロボットの仕組み入門
工場や倉庫で使われる無人搬送車には、AGVやAMRといった種類がありますが、「何が違うの?」と聞かれることも少なくありません。今回は、搬送ロボットの“位置検出方法”に注目し、代表的な3方式、ライントレーサー方式、AGV(磁気誘導)方式、LiDAR方式の違いを分かりやすく解説します。 ① ライントレーサー方式(床の線を追いかける) 最もシンプルなのが、床に貼ったテープや塗装ラインをセンサーで読み取り、その線に沿って走行する方式です。いわば「決められたレールの上を走るガイド走行」にあたります 筆者が以前、小学生・中学生向けのロボットを使ったプログラミングの教室に携わったことがあり、その時の記事をもとに紹介させていただきます。 レールを認識するためのセンサーとして、赤外線センサーを使います。センサーは反射光の強弱を数値で表示できるようになっています。当時は白い紙の上の黒いラインをトレースするという動かし方のため、白い紙と黒い線の反射光の値を測定し、平均値を計算します。この平均値をしきい値として使います。 赤外線センサーの使い方 出展:https://j


AGVとAMRの導入比較|「本当に安いのはどちらか?」現場の実態から読み解く
① 「AMRは安いのか?」という前提の見直し 近年、AMR(自律走行搬送ロボット)は価格が下がり、導入しやすい存在として語られることが増えています。しかし実態としては、AGVと比較して圧倒的に安価であるとは言い切れません。 本体価格に限って見れば、AMRは依然として一定の投資を要します。一方で、構成によってはAGVの方が安価に見えるケースも存在します。そのため、導入判断において重要なのは初期費用ではなく、設計・構築・変更・運用までを含めたトータルコストで捉える視点です。 AGV・AMRの比較例 ② AGV導入は「システム構築プロジェクト」になる 当社はAGV導入の経験がありますので、当社視点での比較を参考に共有したいと思います。AGVの導入は単なる搬送機器の設置ではなく、現場全体のシステム構築に近いプロジェクトになります。 まず、顧客の運用を詳細に理解し、下記のような要件整理を行う必要があります。これは通信インターフェースの統合設計を含むコンサルティング工程です。 搬送のタイミング 既存システムとの連携 制御信号や通信仕様 その後の構築フェーズで


搬送とは何か?4つの運び方で現場の基本を理解する
現場を理解するために、まず押さえておきたい基本 物流や工場の現場で「搬送」という言葉は日常的に使われていますが、その中身を体系的に整理して説明されることはあまり多くありません。しかし実際には、この搬送の考え方を理解しているかどうかで、現場の見え方は大きく変わります。 近年、この搬送領域では自動化が進み、さまざまなロボットが活用されるようになってきました。ただし重要なのは、ロボットは単に「モノを運ぶ機械」ではないという点です。入荷から出荷までの一連の流れの中で、モノがどのように動き、どのようにつながっていくのか。その“流れそのもの”を支援・最適化するのが、ロボットの役割です。 つまりロボットによる支援は、「作業の代替」ではなく、搬送という流れの再設計と捉える必要があります。そしてこのロボットによる搬送支援は、大きく分けると4つのタイプに整理することができます。 ①棚搬送――商品棚自体が人に寄ってくる仕組み 一つ目は「棚搬送」です。これは棚や商品そのものを動かし、作業者の元まで持ってくる方式です。いわゆる“モノが人に寄ってくる”考え方で、近年のEC倉


人はもう増えない|減り続ける前提で企業はどう回すか
① 生産年齢人口の減少はすでに進行している 日本の人材不足は将来の懸念ではなく、すでに進行している構造変化です。国立社会保障・人口問題研究所の推計でも、生産年齢人口は1990年代後半をピークに一貫して減少しており、今後も長期的に減少が続く見通しです。 重要なのは「いつか足りなくなる」という話ではなく、「すでに足りなくなりつつある」という事実です。企業の採用難は景気要因ではなく、人口構造そのものに起因する恒常的な現象になっています。 出展:第25回 産業構造審議会総会 参考資料1 ② 労働供給は“人口×労働時間”で二重に減少 労働力の減少は人口だけの問題ではありません。1人あたりの労働時間そのものも縮小しています。これらが重なり、「総労働供給量」は人口減以上のスピードで縮小しています。 出展:独立行政法人労働政策研究・研修機構 図1-2 労働時間数 年間 総労働時間は減少の一途 ③ アルバイト労働時間は10%以上の供給減へ アルバイト就業者数が搬送ロボットの導入対象となる分野と類似性があると考え、その就業人数予測を当方にて簡易的に試算してみました。


家電化(脱システム)が総コスト低減の鍵
このたび、東海エリアを中心に産業機械・FA機器・電機製品を幅広く取り扱う技術商社、中西電機工業株式会社様とご縁をいただき、自立走行搬送ロボット(AMR)に関する勉強会を開催しました。当日は現地とWeb合わせて約30名の方々にご参加いただきました。 AMR勉強会の様子 勉強会実施の背景 多くの企業にとって、依然としてAGV(無人搬送車)やAMR(自立走行搬送ロボット)による自動化には高いハードルが存在します。 今回の勉強会は、自社でシステムインテグレーションを手がけ現場を熟知されている中西電機工業様の力をお借りしながら、当社のAMRがその課題にどのような視点で解決策となり得るのか、共同で作成していきました。 AMR勉強会の内容 はじめに、マクロ環境の変化について触れてさせていただきました。機器連携を前提とする自動化テクノロジーの領域では、PLC 中心の制御からソフトウェア制御へ、さらにコンシューマー(2C)領域ではノーコード化によりユーザー自身が設定を行える環境が整いつつあります。当社も、こうしたマクロトレンドに沿った開発を推し進めてきました。 制


中小企業の人手不足とその対策について
中小企業の人手不足が深刻な問題となっており、企業は対応に迫られています。
ここでは人手不足の原因とその対策についてご紹介いたします。


AMR(自律走行搬送ロボット)とは?AMRとAGVの違いと特徴について
AMR(自立走行搬送ロボット)とは?人が行っている搬送を自動化することができるロボット AMR(自立走行搬送ロボット)について、その特徴や導入による効果についてご紹介いたします。
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